探偵も調査に失敗する?探偵が調査に失敗するパターンとは
人探しや浮気などの調査の依頼に応えてくれるのが、探偵の仕事です。 プロフェッショナルの知識を持つスタッフが対応してくれますので、素人が調査するよりも圧倒的な精度で実行してもらえます。
しかし、たとえプロの探偵でも100%成功する、ということはありません。突発的なトラブルが起こることもあるからです。
場合によっては、調査が失敗に終わってしまうことやそのリスクを、依頼者側も意識しながら利用する必要があります。
では、探偵が調査に失敗するパターンについてみていきましょう。
尾行で失敗するパターン
ターゲットの行動を、実際に近くで後を追いながら調べる方法が尾行です。
尾行ではターゲットに気づかれないよう、かなり距離をあけることもあります。また、適度に服装を素早く変えて印象操作をしたり、工夫をしながらあとをつけます。
この尾行で失敗するケースがもちろん存在します。 見失ってしまう、という失敗です。
当たり前ですが、ターゲットを見失ってしまうと、調査を続行できずにそこで終わってしまいます。
その場合、ターゲットがいつも行っているパターン行動を頼りに探しても、ターゲットの行動予定が変わってしまったら探しようがありません。調査は続行不可能となります。
張り込みで失敗するパターン
張り込みで失敗するパターンは、人員が足りない場合と、突発的な事態が起こった場合などです。
例えば、浮気調査で、ターゲットが浮気相手とラブホテルに入ったとします。その場合、探偵は張り込みをして、不倫カップルが出てくる瞬間をカメラで捉えようとします。
しかし、ラブホテルの出口が3つあるときに、人員が2人しかいなかったらその調査は失敗の可能性がグンと上がるでしょう。探偵の人員が足りないと、張り込みの間トイレにも行けませんので、依頼者はそのあたり注意しましょう。
また、浮気調査ではなくとも、施設の出入りを調査するために張り込みをしていた場合、不審人物だと思われて通報され職務質問を受けることもあります。
探偵は公安委員会に届け出を提出しているので、その張り込みが多大な迷惑をどこかにかけていない限りは、すぐに職務質問から解放されます。ですが、その間の調査はノーマークとなって失敗してしまうこともあります。
撮影や証拠集めで失敗するパターン
探偵が集めた証拠が全く役に立たなかったという失敗例も無くはありません。
特に、浮気調査の報告書を離婚調停や裁判で提出したものの、裁判所に認められない例などが該当します。
証拠写真などでは、写っている人間の顔などがはっきり確認できなければ有用性が低いためです。 写真撮影の腕が悪ければ、第三者の目では区別がつかないこともあり、そうなると浮気の証拠として難しいのです。
滅多に発生しない探偵の失敗例ですが、この場合の失敗は返金に応じるパターンが多めです。
契約の段階で依頼者に失敗時の対応について説明をしっかり行う探偵は、良心的で安全だと判断できます。
依頼者による不手際で失敗することも…
とはいえ、通常であれば以上のような問題については経験豊富なプロの探偵であれば、危険や不備が生じないようきちんと対策してくれます。しかし、思いもよらない天災や偶然が一致することも考えられるため、油断できません。
最後に、調査を探偵に依頼していること自体を、ターゲットに悟られてしまう失敗も、考えておくべき失敗例です。
特に、同居している人物の素行調査や浮気調査をするときには、探偵とのやりとりが分かるものは決して聞かれたり、見られてはいけません。 探偵と連絡を取り合っているところをターゲットに聞かれたり、調査に関する書類やメモを読まれてしまうことにはならないようにしましょう。 また、何かの拍子に言い合いになって「探偵に調べてもらっている!」などと口を滑らせてもいけません。
調査されていると知ったターゲットは、警戒し、うかつな行動を取らなくなるため、証拠集めに支障をきたします。
これが原因で証拠が集まらないうちに、探偵との契約期間が終わってしまうと、せっかくの調査依頼料金をどぶに捨ててしまうようなことになってしまいます。
徒労に終わらないよう、依頼する側もしっかり覚悟を持って探偵に依頼しましょう。